FTPサーバに接続するためのiPhoneアプリ「FTP Client Pro」

 FTPサーバは、企業間でのファイルの受け渡しには、今でも欠かすことのできないファイル共有手段である。そこで、FTP Client Proが役立つ。FTP Client Proは、その名のとおりFTPサーバに接続するためのFTPクライアントだ。また、ウェブサーバなどにアクセスする機会の多いシステム管理者にとっては、サーバのそばにいなくてもiPhoneからFTPサーバにアクセスできるため、重宝するだろう(ただし、SFTPおよびFTPSには未対応)。

  • FTPサーバへのログイン情報を入力。「Remember login」をオンにしておくと、ログイン情報を保存しておくことができる。

 FTPサーバへのログイン情報を保存しておけば、次回からは入力の必要はなくなる。もちろん、複数のアカウントを保存しておける。表示できるファイル形式は、.txt、.doc、.xlsなどと幅広い。また、.txt、.html、.xmlといったシンプルなテキスト形式のファイルであれば、編集も可能だ。日本語のエンコーディングもサポートされている。Webページの間違いを修正したり、スクリプトを書き換えたり、ちょっとした作業がiPhoneだけで完結する。また、オーディオ(.mp3など)およびビデオ(.movなど)の再生、画像(.jpgなど)の表示にまで対応しており、デスクトップからFTPサーバにアクセスするのとなんら変わらない操作ができる。

 ファイルおよびフォルダは、編集だけでなく新たに作成することもできる。ファイルを作成するときには、拡張子も含めて入力すると、きちんとファイル形式を判別してくれる。これは、地味だが重要な機能だ。さらに、フォルダやファイルのパーミッションの変更も可能。FTPクライアントに求めるたいていの機能はサポートされているといっていい。ファイルまたはフォルダを長押しすると、可能な操作のメニューが表示されるので、目的のメニューを選択する。ユーザーインターフェイスは英語のみだが、FTPクライアントを使い慣れている人ならば、なんの問題もないだろう(そもそも日本語のFTPクライアントはデスクトップ版にも少ない)。

 本アプリは、FTPサーバからファイルをメールで送信したり、メディアファイルをiPhoneからFTPサーバにアップロードしたり、FTPサーバを介したファイルのやりとりが非常にスムーズにできるように工夫されている。ユーザーインターフェースは非常にあっさりしているが、使い勝手はかなりいいので、入れておいて損はない。

  • ログイン後の画面。「Sort」ボタンをタップすると、ファイルおよびフォルダを並べ替えられる。

  • 「+」をタップすると表示されるメニュー。メディアファイルのアップロードや、ファイル/フォルダの作成ができる。

  • ファイル名を入力する際には、拡張子まで手入力すると、ファイル形式を自動的に判断してアイコンが変わる。

  • ファイルを長押しすると表示されるメニュー。できることが多くて助かる。

  • 保存されたログイン情報。トップ画面下部のブックマークアイコンをタップすると表示される。

  • 設定画面。パッシブモードのオン/オフ、システムファイルの表示/非表示など、あらかじめ設定しておくと便利だ。

>>「FTP Client Pro」のダウンロードはこちらから

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