ソフトウェア大手のMicrosoftは米国時間4月19日、好調な第3会計四半期決算(3月31日締め)を発表した。エンタープライズ向け製品ラインである「SQL Server」「System Center」「Lync」「Dynamics CRM」といった製品が同社の業績を牽引した。
同社の第3四半期売上高は174億1000万ドル、利益は51億1000万ドル(1株あたり60セント)だった。
ウォール街では、Microsoftの売上高を171億8000万ドル、利益を1株あたり57セントと予測していた。
今後の見通しについては、Microsoftは同社の営業費用予測を引き下げると述べた。
全般的には、同四半期はアナリストらの予測通り、Microsoftのビジネスツールに牽引された四半期となった。MicrosoftのServer & Tools事業の売上高は、前年同期から14%も増加して45億7000万ドルとなった。SQL Serverの売上高は2桁増、System Centerの売上高は20%増加した。Server & Tools事業の営業利益は17億4000万ドルだった。
Microsoft Business Divisionの第3四半期売上高は、前年同期比9%増の58億1000万ドルだった。「Office」は引き続きアップグレードされており、Dynamicsの売上高は11%増加した。Microsoft Business Divisionの営業利益は37億7000万ドルだった。
「Windows」の売上高も、前年同期比4%増の46億2000万ドルと他に引けをとらぬ結果となった。Microsoftは、企業によるアップグレードが続いていると述べた。実際、Gartnerは最近、PCの売り上げが当初の予測ほど悪くないと報告している。Windowsの営業利益は29億5000万ドルだった。
予測通り、Microsoftのオンライン部門の損失は続いているが、同社は損失額を縮小した。例えば、Microsoftのオンライン部門の第3四半期の損失は、売上高7億700万ドルに対し4億7900万ドルだった。これでもかなりの損失額だが、前年同期の損失7億7600万ドルよりは改善されている。
Microsoftの部門別損益計算書を以下に示す。
主な数値は以下のとおり。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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