Norxodd社で作っている製品は技術的に複雑なものです。あなたは、C#でコードを書ける必要はありませんが、技術的な助言をし、成功のために最善の戦略と手法を決定することができる必要があります。残念ですが、映画「ハッピーフィート」や「皇帝ペンギン」を見たことがあっても、Linuxに詳しいことにはなりません。
わが社では部下のニーズに合わせて自分の身を投げ出すことを厭わない、私心のないマネージャーを求めています。現場で働くスタッフのニーズは、出世よりも優先されるべきです。Norxodd社の哲学は、マネージャーはチームのニーズを満たすことによって成功するというものです。例えば、あなたには自分のチームが必要とする道具を与えることが求められます。あなたには四半期ごとに、自由に分配できるボーナスが与えられます。「私心がない」とは、その資金を秘書とゴルフに行くことに使うのではなく、チームでもっとも業績を上げたメンバーに分配することです。
Norxodd社ではチームワークが重視されます。あなたにはチームワークを確立するためのベストプラクティスを奨励することが求められるだけでなく、あなた自身もチームの一員であると見なされます。Norxodd社には、あなたが身を隠せる扉はありません。実際、マネージャーには従来のようなオフィススペースは与えられず、部下と同じ場所で一緒に働くことを求められます。あなたは、あなただけでなくすべてのチームメンバーに秘書サービスを提供する秘書の支援を受けることになります。念のため明記しておきますが、わが社のすべての会議室やトイレには扉があります。ただし、そのどちらかを恒常的なオフィスとして使用することは、「受け入れられない行為」と見なされます。
Norxodd社の最高のマネージャーは自ら率先して模範を示しています。すべてのマネージャーには、常にプロフェッショナルにふさわしい服装と行動をし、必要に応じて助言や支援ができる状態でいることが求められています。自ら模範を示すということは、遅い時間や週末まで部下と一緒に働くことや、従業員と同じ場所に駐車すること、従業員と同じトイレを使うことを意味しています。これはつまり、尊大な態度を示すのではなく、正しいことをするということです。わが社では、チームを率いて崖から飛び降りることは不適切な行為だと考えているため、方向を見失ったレミングの応募はお断りしております。
あなたは、必要に応じて助言すれば、自分のチームは自分たちだけでほとんどの問題を解決できる力量を持っていると信頼すべきです。わが社では、すべての従業員を、直接の監督を必要としないプロフェッショナルとして扱っています。あなたは従業員の一挙手一投足を見張るのではなく、自分の仕事の面倒を見ることになります。どちらにせよ、それはあまり気持ちのいい考え方ではありません。
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