そのひと言からトラブルに--仕事中に気を付けるべき禁句や御法度10選

Steve Tobak (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2011年11月22日 07時30分

 仕事中にあることを口にしたがために、顔から血の気が引くような思いをした経験はないだろうか?本記事では、そういったことを避けるための指針を紹介する。

 差別的な表現を極端なまでに排除しようとしている今の時代にあって、職場での不適切な発言や行動はできる限り避けるべきだろう。気苦労の種は他にたくさんあるはずだ。そういったものを今まで以上に増やしたくないのであれば、以下を熟読してほしい。

 仕事中に口にしたら最後、身の破滅を覚悟しなければならないような言葉もある。これは何も今に始まったわけではなく、昔からそうで、さまざまな場面でその正しさが証明されてきてもいる。こういったことを口にしたが最後、少なくとも間抜けな人間、あるいはすぐに弱音を吐く人間だと見なされてしまうのだ。そして最悪の場合、信頼できない人物という烙印を押されたり、解雇される羽目に陥ったりもするのである。

 ここまで読んで、そんなことは常識の範疇だと思う人もいるかもしれない。しかし、常識というものはなぜか、必要な時にどこかに消え去ってしまうものなのである。また、あなたの友人や知人のなかには、それほど賢明とは言えない人もいるかもしれない、と言われたら心当たりのある人も多いだろう。そういった人には、以下の禁句や御法度の一覧に目を通してもらうのがよいだろう。

#1:「お金には困っていない」や「お金のために働いているわけではない」と口走る

 こういった台詞を口にすることで、あなた自身にその気がなくても、相手を見下したことになる。また、おそらくは嘘やはったりでもあり、そうではなかったとしても相手から間抜けな人間だと思われてしまうだろう。ともかく、お金の話はしないことが一番だ。

#2:「〜したら、上司に訴える」という脅し文句を使う

 ほとんどの場合、脅し文句を口にするということは、不利な立場にある事実を自ら口外しているようなものである。有利な立場にあるのであれば、それに基づいて行動すればよい。そういった立場にないのであれば、ぐっとこらえるべきだろう。脅し文句を口にしても、小さな子どもの泣き言ぐらいにしか受け取ってもらえないはずだ。

#3:人前で誰かをけなしたり叱ったりする

 たとえあなたの言い分が正しい場合であっても、人前でというのはいけない。これは相手の自尊心を傷つける敵対的な行動である。また、相手の友達にどのような人物がいるか、あなたは知らないはずだ。ひょっとすると、そういった友達のなかに、あなたの上司もいるかもしれない。そうなると冗談ごとでは済まないだろう。

#4:人前で言うべきでないことをこっそり言う

 マネージャーや企業幹部であれば、機密事項について内々で話し合う必要があるのは当然である。そういったこととは別に、本項目を頭に入れておくべきだろう。今では、どのような発言も携帯電話でこっそり録音される可能性がある。そして気が付くと、皆にその内容が知れ渡っているのだ。

#5:上司と「親しい間柄」だと思い込む

 あなたは上司のお気に入りになっているかもしれない。しかし、そのことが仕事の面でプラスに働くはずだと思い込んではいけない。マネージャーは何よりも仕事を優先するべきであり、現実もそうであるはずだ。また、上司のお気に入りになることで、同僚からねたまれるおそれもある。社会に出る前から、先生のお気に入りはクラスのみんなから距離を置かれるということを知っていたはずだ。

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