Appleとサムスンは、知的財産を中心とする法的な争いについて和解の可能性を話し合うため、法廷の外で協議する計画である。
知的財産関連ブログFOSS Patentsが掲載した米国時間4月17日に発行された裁判所命令において、米連邦地方裁判所のLucy Koh判事は、両社を今後90日以内に開催される下級判事和解会議に付託した。
付託状によると、サムスンとAppleの両社の最高経営責任者(CEO)が、それぞれの法務顧問とともに和解協議に出席する予定であるという。
Appleにコメントを求めたが回答はなかった。サムスンの広報担当者は、同係争に関する新しい情報はないと述べた。
今回の報道に先立ち、2012年3月には、両社の最高幹部らが「和解の可能性」という選択肢について話し合いを持っていると報じられた。
Bloombergは匿名の情報筋による情報を引用して、「AppleのCEOであるTim Cook氏は、すべての敵をたたきのめすことに前任者ほど情熱を注いでいないようである」と記した。「Cook氏は、訴訟は必要悪であり、無限の復讐のための手段ではないと考えているようだ」(Bloomberg)
Walter Isaacson氏が執筆し、2011年に出版した伝記の中で、Appleの共同創設者である故Steve Jobs氏は、Googleの「Android」OSを「盗用による」製品であるとみなし、それを葬り去ることを個人的な使命としてとらえていたと記されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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