韓国のサムスンは現地時間4月6日、2012年第1四半期の決算見通しを発表した。売り上げは45兆ウォン(約400億ドル)、営業利益は約5兆8000億ウォン(約51億ドル)になると見込んでいるという。純利益は明らかにしなかった。
2012年第1四半期における決算は好調で、前年同期を大幅に上回ると見られる。2011年第1四半期の売り上げは37兆ウォンで、営業利益は2兆9500億ウォンにとどまっていた。また、2011年第4四半期の売り上げは47兆3000億ウォンで、この第1四半期よりわずかに大きかったものの、営業利益は5兆3000億ウォンだった。
ソウルを拠点に活動するアナリストJames Song氏がサムスンの決算についてBloombergに語ったところによると、第1四半期における同社の成功は主にモバイル端末によるものだという。同氏はBloombergに対し、「『Galaxy Note』などスマートフォンの新モデルの売り上げが予想より好調だった」と述べた。
サムスンは今やモバイルの超大手となった。たとえば、2011年第4四半期には、出荷されたスマートフォン全体の21.7%がサムスン製だったことをJuniper Researchが明らかにした。これを上回ったのは、25%の市場シェアを獲得したAppleだけだ。サムスンが販売する膨大な数の端末と、その製品の多くがどれほど人気を集めているかを考えると、同社はやがてAppleを追い抜き、おそらくはそのまま首位を保つだろうというのが大方の見方だ。
サムスンは第1四半期の詳細な正式決算を4月中に発表する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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