「地域」というテーマに軸足を置いて活動をおこなっているマスマス。今後は、ビジネスができる人を増やすことが目標だという。
「これからの社会起業家は、自らしっかりとお金を生み出していくことが強く求められている。思いだけではなく、しっかりとしたプレゼン能力や、ビジネスプランの構築などがより一層大事になってくる」(治田氏)
行政の無駄な事業コストを下げつつ活性化することが社会起業には必要だ。また、助成金に頼ったビジネスでは持続可能性に問題がある。そうではなく、しっかりとしたビジネスを構築し、地域のニーズをしっかりとくみ取る――何が必要か、どういった事業が求められているかを見極め、問題を解決していく起業家が1人でも増えるための支援をしたいという。
「”起業”というと東京をイメージしがち。しかし、横浜という土地はさまざまな情報や人が集まるなど、起業するサイズとしてぴったりな場所。アジアという地域全体でとらえ、その中で横浜をもっと盛り上げる仕掛けをしながら、起業家マインドを醸成し実験できる場にしていきたい。まだまだ始まったばかりの場所だが、少しづつ地域の人達が自然と集まる場所にしていきたい」(治田氏)
NPO支援だけでなく、産業支援も見据えながら、様々な業種を超えたつながりによって、横浜全体を活性化していくことが目的だ。
社会に点在する多くの課題に対して、さまざまなアプローチがある。そうした課題解決のためのイノベーションを起こす起業家が少しでも増える社会を目指している。起業というあり方、起業家という存在を身近にしながら、これからの新しい働き方や社会のあり方を模索する空間を関内から発信していく。
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