あるロシアのアンチウイルス企業によると、50万台以上の「Macintosh(Mac)」が「Flashback」と呼ばれるトロイの木馬に感染しているという。Flashbackは、個人情報を盗むことを目的とするマルウェアパッケージだ。
Dr. Webというその企業は現地時間4月4日に行った独自の報告で、55万台のMacコンピュータが、拡大を続けるそのMacボットネットに感染していることを明かした。しかし、その日のうちに、Dr. WebのマルウェアアナリストであるSorokin Ivan氏は、Flashbackに感染したMacの台数が60万にまで増加し、そのうちの274台はカリフォルニア州クパチーノにあることをTwitterで発表した。
感染したMacの半分以上(57%)が米国にあり、20%はカナダにある、とDr. Webは述べている。
Flashbackが最初に発見されたのは2011年9月のことで、「Adobe Flash Player」プラグインインストーラになりすましていた。しかし、ここ数カ月で同マルウェアは進化を遂げており、Javaの脆弱性を悪用してMacシステムを標的にするようになった。先週末に登場した新たな変種は、Appleが4月3日にパッチをリリースしたJavaの脆弱性を利用しているようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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