KDDI、通信障害の再発防止策を総務省に報告

 KDDIは3月30日、2011年4月から2012年2月に発生した、計5件の事故の再発防止策の実施結果や今後の取り組みを総務省に報告したと発表した。

 KDDIでは相次ぐ通信障害を受け、2月15日に総務省から指導を受けていた。また、2月22日に総務省が開催した携帯電話通信障害対策連絡会でも、通信障害の再発防止に向けた総点検の実施を求められていた。

 KDDIは、一連の事故を受け、同代表取締役社長の田中孝司氏を委員長とする「調査委員会」を2月14日に設置。再発防止に向けた各種総点検を実施し、改善策の策定とその実施に取り組んだ結果を、総務省に報告したとしている。

 「今後の改善への取り組み」としては、(1)お客さまや通信量の増加に適切に対応するための電気通信設備の配備、(2)電気通信設備の故障等の発生に対応するための適切な予備設備の配備および監視体制の構築、(3)過負荷試験等を通じた輻輳防止、(4)お客さまに対する適切な対応を挙げた。

 また、『「携帯電話通信障害対策連絡会」の要請事項に対する取組み』として、(1)冗長機能に不具合が生じないこと、(2)設備の設計・設定・配備に誤りがないこと、(3)ソフトウェアに不具合がないこと、(4)電源設備で障害が発生しないこと、(5)不正プログラムの混入等がないこと、(6)工事の際の手順に誤りがないことを挙げている。

◇取り組みの詳細
KDDI、重大通信事故の改善に向けた今後の取り組み詳細

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