KDDI、沖縄セルラー電話は3月28日、スマートフォンの内蔵カメラをかざすだけで、韓国語の看板やメニューなどを日本語に翻訳できるスマートフォンアプリ「翻訳カメラ」を無料で提供開始した。アプリは「au Market」からダウンロードできる。
翻訳カメラは、アプリを起動して韓国語で表記されている看板やメニューなどにカメラをかざすだけで、画面上に翻訳された日本語を映し出してくれるアプリ。観光者による利用を想定しており、地名などの一般的な単語約7000語、グルメや美容などの単語約8000語の合計約1万5000語に対応している。カメラは飲食店や空港といった照明が暗い場所では明るさを、高い位置の看板の文字は傾きなどを自動で補正するため、高い精度で文字を認識できるとのこと。
国内で提供されている翻訳アプリでは、まずは英語から対応し、その後対応言語を拡大していくサービスが多いが、なぜ韓国語からサービスを開始したのだろうか。同社によれば、このアプリを提供するKDDIコンシューマ九州支社に関係があるという。
「KDDIのコンテンツを取り扱っている新規事業統括本部と、全国のコンシューマ支社との間で地域プロジェクトを実施しており、各地のニーズにあったコンテンツの開発を進めている。九州と韓国は立地的にも近く、九州から韓国への旅行客が多いことから、九州ユーザーにニーズが高いと思われる韓国語から開始した」(KDDI広報)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス