SpotifyとRhapsodyは間違いなく、Adele、Coldplay、Tom Waits、Paul McCartney、そして特にThe Black Keysのメンバーのマネージャーたちに、「2011年、サブスクリプション型音楽配信サービスは売り上げが前年比で13.5%増加し、この部門の有料顧客数は同18%増加した」とのメッセージを転送するだろう。
これは、全米レコード協会(RIAA)が米国時間3月26日に公開した2011年末音楽出荷統計の結果だ。RIAAは、サブスクリプションの売り上げが2010年の2億1200万ドルから2011年には2億4100万ドルに伸びたと報告した。ユーザー数は、同期間中に150万人から180万人に増加した。
言い換えると、SpotifyやRhapsody、そして両社よりはるかに小規模な他のサブスクリプション型音楽配信サービスは、市場シェアを獲得しつつあるように思われる、ということだ。一部の著名なバンドのメンバーやそのマネージャーらは先ごろ、これらのサービスを批判するとともに、伝えられるところではアーティストらに適切な報酬が渡らないことから、こうしたサービスを通じて楽曲を配信することを拒否している。配信サービス側は、少しの辛抱を求めることにより自らを擁護してきた。
RIAAの報告書における他の明るい材料には、デジタル演奏権使用料が含まれる。これは、Pandoraや衛星ラジオサービスSirius Satellite Radioといったオンラインラジオサービスから徴収される料金だ。このカテゴリの売り上げは2010年の2億4900万ドルから17%増加して2011年には2億9200万ドルになった。
同期権使用料は、前年から4%増加して1億9650万ドルになった。デジタル販売の総額は、史上初めて物理的売上高と並んだ。
意外ではないが、CDの売り上げは引き続き足を引っ張っている。前年比で販売枚数は4.8%下落し、売り上げは8.5%落ち込んだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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