米Yahooは、同社の大きな変革を求めている株主のDaniel Loeb氏の戦略に対抗するべく、3名の新しい取締役候補を指名した。つまり、委任状争奪戦が始まるということになる。
Loeb氏が率いるヘッジファンドであるThird Pointは、Yahooの株式の約6%を所有しており、2011年末からYahooの経営陣を鋭く批判し始めた。2012年2月には、Loeb氏自身を含む4人の取締役候補者を提案している。
Yahooは、米国時間3月25日の声明で、次のように述べている。
取締役会は引き続き、Third Pointの考えに耳を傾け、Third Pointとともに建設的な働きをする用意がある。だが、Loeb氏を取締役に任命することは当社と株主にとって最大の利益にはならないと考えている。
Yahooの新しい取締役候補者は以下のとおり。
Loeb氏は、Yahooの取締役には、メディア、広告、マーケティングの専門知識が不足していると繰り返し述べている。今回のYahooによる指名を、その批判に対する直接の回答と見ることは難しくない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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