シャープ、次期社長に奥田隆司氏が昇格--片山氏は取締役会長へ

 シャープは、4月1日付けで社長を交代すると発表した。常務執行役員の奥田隆司氏が社長に昇格し、代表取締役社長の片山幹雄氏は取締役会長に就任する。代表取締役会長の町田勝彦氏は取締役相談役となる。

シャープ新社長に就任する奥田隆司氏
シャープ新社長に就任する奥田隆司氏

 片山氏は2007年4月に当時49歳で町田氏から社長職を引き継いだ。積極的に進めた液晶パネルとテレビ事業は、2012年3月期第2四半期(2011年7~9月)まで9期連続の黒字を続けたが、第3四半期(10~12月)に赤字に転落。2012年3月期の連結業績では当期純損失を2900億円と見込む。

 なお、取締役相談役となる町田氏は6月開催予定の定時株主総会をもって、取締役を退任し、相談役に就任する予定。同社は2012年9月に創業100周年を迎える。

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