紹介を受けるときには、相手の顔だけを見ていてはならない。相手はこちらをストーカーかと思うかもしれない。ミーティングや会議、ネットワーキングイベントなどで紹介を受けるときには、相手が名札を付けている可能性が高い。相手の顔を見るのに加えて、相手の名札を見ながら名前を言うようにする。
人の名前を書くことは、その名前を記憶するのを助ける。一番いい方法は、その人の名刺に書くことだ。もちろん、その名刺にはすでに名前が書かれており、印刷された名前をよく見ることも、さらなる記憶の補強になるはずだ。それでも、自分で実際に書いてみるのはいい考えだ。その人物に関する他のメモを書き留めておくのもいいだろう。
最初の紹介が終わったら、その人のことを知るために質問をしよう。そのとき、自分との共通点を見つけるようにする。例えば、出身地は同じではないだろうか。あるいは、出身校は同じではないだろうか。もし相手との間につながりを見つけられなければ、自分と相手の家族や、その逆はどうだろうか。つながりの発見は、話題を提供してくれるだけでなく、その人を覚えるのにも役立つ。
相手の名前を元にした記憶術を使えば、名前が覚えやすくなるかもしれない。例えば、もし相手の名字が「Toole」であれば(訳注:「Toole」は「tool(工具)」と発音が同じ)、その人の頭からモンキーレンチかねじ回しが生えているところを想像してもいいかもしれない。同様に、その人を形容する言葉を思い浮かべ、それをその人の名前と組み合わせて語呂合わせを作ってもいいだろう。ただし、このテクニックを公表するのは気をつけた方がいい。例えば、「plain Jane」という語呂合わせを使っていることは、他人に知られない方がいいだろう(訳注:「plain Jane」には平凡な女性という意味がある。「plain」と「Jane」の発音が韻を踏んでいる)。
読者もご存じかもしれないが、特定の話題について教えなくてはならなくなると、その話題についての知識は深まる。同じことは、名前を覚えることにも当てはまる。新しく人に会ったら、その人を他の人に紹介すると記憶の強化になる。そうすることで、あなたはその名前を意識し、正しく発音しようと気をつけるようになる。
読者は名前を覚えるのは苦手だろうか。それとも、一度聞いただけで名前を覚えられるような、他のテクニックをお持ちだろうか。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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