「周囲の人とのつながり」を発見するアプリ「Highlight」--CEOが語る魅力 - (page 4)

Daniel Terdiman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2012年03月07日 07時30分

 このように人々が受動的に情報を公開することを可能にすると、実社会での情報共有に対する摩擦が劇的に減少します。それによって、人々はさらに友好的になり、人生はより楽しくなります。

--あなたは先ほど、プライバシーに言及しました。プライバシーを適切に扱うことは、あなたにとってどれほど重要ですか。また、プライバシーを適切に扱うために、どのようなことを行っていますか。

Davison氏:プライバシーが極めて重要であることは間違いありません。この製品は、正しく設計すれば、世界中のすべての人が使用するものになる可能性があるとわれわれは考えています。だれもが人々の名前を覚えるのに助けを必要としています。また、ほとんどの人は、機会さえ与えられれば、自分の周りにいる一部の人々と一定の情報を積極的に共有するでしょう。われわれはHighlightを楽しいものにしたいと願っていますが、安全で信頼できる、実際のアイデンティティと共通の友人に基づいて構築されたものにもしたいと考えています。われわれはそのことを念頭に置きながら製品に関するすべての意思決定を行うよう努め、人々の信頼を勝ち取るために懸命に取り組んでいます。難しいのは、その一方で、UIをシンプルな状態に保ち、人々がこの製品の魅力を理解できるように配慮する必要もあるということです。

--あなたがユーザーのフィードバックから学んだ最も重要なことを、いくつか教えてください。

Davison氏:われわれは多くのことを学んでいます。例えば、ユーザーはどういう種類の情報なら安心して共有できると感じるのか。どういう人々について通知を受けたいと思うのか。いつ、どこでHighlightを使いたい、または使いたくないと思うのか、といったことです。Highlightは適切に仕上げるのが非常に難しい製品であり、これらの詳細は極めて重要です。少しばかげて聞こえるかもしれませんが、われわれは、人々がこの製品をここまで気に入ってくれていることに非常に喜んでもいます。世界には、周りにいる人々と情報を共有し、出会う人々に対してより友好的に接するための可能性が溢れていると私は考えます。このテクノロジは、その可能性を解き放つ際の摩擦を軽減します。

--Highlightのアイデアはどこから生まれたのですか。

Davison氏:Highlightのアイデアは、私が何年も前から考えていたことです。私は人々を発見するための問題に常に魅了され、同時に悩まされもしてきました。われわれの人生において、他者は世界で最も重要な存在です。しかし、われわれが新しい人々について知る方法は、常に成り行き任せで効率の悪いものでした。要するに、これまではこの問題を解決するテクノロジが存在しなかったのです。スマートフォンのユビキタス性やオンラインでのアイデンティティ、バックグラウンド位置情報、バッテリ持続時間、位置情報サービスの精度といったことが今、十分な水準に到達しました。そして、これからさらに良くなっていくでしょう。Highlightのアイデアは、物事を根底から大きく変えていきます。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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