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ARM版「Windows 8」、企業向け管理機能の一部が使えず--MSが明らかに

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 長谷睦2012年03月01日 11時57分
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 ARMベースの「Windows 8」を搭載したタブレット端末のサポートを検討中の企業は、いくつかの機能が動作しないことに気付くかもしれない。

 「Windows 8 Consumer Preview」は現地時間2月29日にバルセロナで公開されたが、これに先立ち、MicrosoftはWindows搭載端末の管理に使われる機能の一部がARMプラットフォームでは利用できなくなることを明かしていた。

 Microsoftは、29日付で公開した文書「Windows 8 Consumer Preview Product Guide for Business」(Windows 8 Consumer Preview企業向け製品ガイド)の中で「ARMベースのWindows 8搭載タブレット端末は、出先での使用が多く、長持ちするバッテリが必要な企業ユーザーに最適だ」と、その長所をアピールしている。

 「ARMベースのタブレット端末は32ビットや64ビット(版のWindows 8を搭載する)端末より消費電力が少なく、企業ユーザーはより長い時間、これらの端末を利用できる。WindowsのARMベース版は32ビット版や64ビット版と同一の管理機能を備えていないが、企業は管理されていない環境でこれらの省電力端末を使用できる」

 Microsoftは、具体的にどの管理機能が欠けるのかを明らかにしなかった。また、米CNETの取材に対しても、これ以上伝えることはないと述べている。

 しかしながら、Windowsを導入している大企業では、ネットワーク接続されたドメインベースのコンピュータの管理を「Group Policy」や「Active Directory」などの機能に依存しているケースが多い。

 ただしMicrosoftは企業に対し、代替策となり得るものを「Windows To Go」という機能の形で示している。

 リモートで作業する企業ユーザーは、社内で利用しているアプリケーションや環境を格納したWindows To Go用の外付けドライブまたはUSBメモリを支給される。これによって、個人用端末に企業データを保存することなく、移動中でも通常の作業を行えるという仕組みだ。

 Microsoftは次のように説明している。「Windows To GoドライブからPCを起動すると、企業デスクトップ環境が作成されるため、すぐに作業を開始できる。企業ネットワークへのアクセスがあれば、仮想プライベートネットワーク(VPN)接続またはDirectAccessを使用して社内リソースにアクセスできる。企業ネットワークが利用できる場合、Windows To Goは標準のデスクトップ管理プロセスを使用して自動でアップデートされる」

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提供:Microsoft

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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