動物と植物、両方の性質を持つ「ミドリムシ」。名前から虫を想像するが、実は藻の一種だ。
必須アミノ酸やビタミン・ミネラル類、DHAなど計59種類の栄養素を持っており、理論上は「これだけで生きていくために必要な栄養素をまかなえる」とも言われるのだという。
そんなミドリムシをサプリメントや食品として提供するだけでなく、バイオジェット燃料や下水処理にも利用できるよう研究を続けるのが東京大学発のベンチャーであるユーグレナだ。
同社の研究施設は東大内の施設にあるが、今回その内部を取材する機会を得た。施設の様子と、同社がこれまで手がけてきた“ミドリムシ入り”の食品について写真で紹介していく。