Googleは、Motorola Mobilityの最高経営責任者(CEO)をSanjay Jha氏からDennis Woodside氏にまもなく交代させる見込みだ、とBloombergが報じた。Woodside氏は、Googleにおいて南北米地区の広告セールスを統括していた人物で、GoogleとMotorolaの合併を監督していた。
Bloombergは複数の匿名の情報筋の話として、Woodside氏は合併が完了次第、Google傘下のMotorola部門を統括することになると報じた。Woodside氏以外に、Motorolaのシニアバイスプレジデントを務めるChristy Wyatt氏や最高戦略責任者を務めるJohn Bucher氏が最終候補に挙がっていたとBloombergは報じている。
Woodside氏は2009年、Tim Armstrong氏がAOLのCEOに就任するために退職した際、南北米地区の広告セールス担当プレジデントに就任した。Motorola合併の監督においては、Woodside氏は、GoogleのCEOであるLarry Page氏と最高財務責任者(CFO)であるPatrick Pichette氏の直属の地位にいる。
GoogleもMotorolaも同報道に対するコメントを避けたとBloombergは報じている。Motorolaは米CNETあての声明で、「Sanjay(Jha氏)は、事業運営と合併完了に完全に集中および専念している」とだけ述べた。
米司法省は米国時間2月13日、Googleによる125億ドルでのMotorola買収を承認した。欧州連合(EU)も同日、これを承認した。GoogleがMotorolaを買収する主な目的は、同社の豊富な特許ポートフォリオを利用できるようにすることにある。そして、司法省は調査の結果、Googleが「競合他社のコストをつり上げたり、競争を妨害したりする」ためにこれらの特許を利用する可能性は低いと判断した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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