Googleが、ユーザーが自分の声だけで番組表を検索できるようにする技術の特許を申請していた。
Googleの特許出願書を入手したPatently Appleによると、この出願書は、ユーザーがコマンドを発声してモバイルデバイス経由で伝えることを可能にする方法を記述しているという。このコマンドはそこからテレビやセットトップボックス(同社のGoogle TVプラットフォームを搭載する可能性が高い)に中継され、求める情報が画面に表示される仕組みだ。
Patently Appleによると、出願書には具体例として、ユーザーが「『Seinfeld』が放映されるのはいつ?」と尋ねるコマンドが挙げられている。テレビ側のソフトウェアはこれに対し、番組名、エピソード名、放映日時を表示する。同特許はまた、ユーザーが現在放送中のテレビ番組を検索して、希望のチャンネルに合わせるまでを、すべて声で行えるようにする方法も説明している。
出願書類の記述からは直ちに、Appleの音声アシスタント「Siri」との類似性に思い及ぶだろう。Appleを巡って渦巻く多くの噂によると、Appleは2012年末までにSiriと連携する高精細テレビを発売する計画だという。ユーザーは「iPad」や「iPhone」を通じてSiriにコマンドを伝え、このコマンドに「Apple TV」が反応することになる、と噂されている。
単なる偶然かもしれないが、Googleの特許出願書が米特許商標庁に提出されたのは、Appleが2011年に「iCloud」とSiriを発表した日のわずか6日前だったと、Patently Appleは指摘している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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