Piper JaffrayのアナリストであるGus Richard氏は米国時間2月17日、調査報告の中で、「Appleのプロセッサ設計グループがノートブック向けのARMベースの製品開発に取り組んでいることを示す証拠が数多くある。これが製品化されるかどうかはまだ分からないが、IntelにとってはPC市場におけるARM陣営からの最大の潜在的脅威だ」と述べた。
英国に拠点を置くARMは、世界のスマートフォンとタブレットの大半で使われているチップの基本設計を提供している。「iPad 2」や「iPhone 4S」で使用されているAppleの「A5」チップも、ARMの設計に基づくものだ。
このような説が浮上するのは今回が初めてではない。2011年5月には、チップの話題を主に扱うウェブサイトが、Appleは将来の「MacBook Air」製品でIntelを「捨てて」、自社設計の「A」シリーズに替えるだろうと述べていた。
ただし、Piper Jaffrayの声明は、Appleによるこのノートブックプロジェクトが商用製品に結実するとは限らないとしている点で、より慎重である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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