フランスの裁判所は今週、全国の企業に無料で提供されている「Google Maps」は競争を制限するものだとして、Google Franceとその親会社であるGoogleに対し、原告のBottin Cartographesに50万ユーロ(およそ66万ドル)を支払うよう命じた。また、Googleに対しては、この行為に対する罰金として1万5000ユーロを支払うよう求めた。
法人向けに地図サービスを提供しているBottin Cartographesの弁護士であるJean-David Scemmama氏は今週、AFPとのインタビューで、「われわれは、競争相手を排除しようとする(Googleの)戦略の違法性を証明した」と述べている。
Scemmama氏によれば、Bottin Cartographesは、Googleがオンライン地図業界を制するために無料サービスを使って反競争的な行為をしているとして、2年前からGoogleを訴えていたという。
Googleは、AFPへの声明で、今回の裁判所の決定について上訴すると述べ、Google Mapsはこの市場で今もなお競争に直面していると付け加えた。
米CNETはGoogleにコメントを求めたが、すぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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