発売から10年以上の「Windows XP」が依然首位を維持--1月のOS別シェア

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 長谷睦2012年02月02日 12時28分

 「Windows XP」は、そう簡単に首位の座を明け渡す様子はない。

 Net Applicationsが米国時間2月1日に公開した統計によると、発売から10年が経つWindows XPは、ユーザー数で見ると徐々に「Windows 7」への移行が進んでいるものの、2012年1月には市場でわずかな復活を遂げたことがわかった。

 1月のWindows XPのユーザー数はOS全体の47.19%となり、2011年12月の46.5%からわずかに増加した。一方で、Windows 7の市場シェアは前月の約37%から36.4%に低下した。

 もちろん、Windows XPにしてみれば1ポイントほどの増加はことさらに喜ぶべきことでもない。何より同OSは1年前の2011年1月には約58%のシェアを占めていたわけで、それに比べると低下しているからだ。とはいえ今回の調査結果は、Microsoftがお払い箱にしたいと考えているOSがいまだに人気を維持していることを端的に示すものだ。


提供:NetApplications

 Windows 7の市場シェアは1月こそ前月比でわずかに低下したものの、Microsoftの呼びかけに応じるユーザーは増えているようだ。

 現行の最新版であるWindows 7のシェアは、2012年1月には前年同月の23%から36%にまで増加した。

 一方、2011年9月から開発者プレビュー版として提供されている「Windows 8」の1月のシェアは、2011年12月の約0.05%から0.02%に低下した。2月中に予定されているベータ版公開を見越して、開発者プレビューを試すユーザーが減少しているのかもしれない。

 OS別では、Windowsが全体で92%のシェアを獲得し、引き続き圧倒的な差で首位に立っている。Appleの「Mac OS X」は1月に6.39%のシェアを獲得し、前月比ではわずかな増加、前年同月比では約1ポイントの増加となっている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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