東芝は2月1日、音声書き起こし作業を支援する新しいウェブサービス「ToScribe(トゥースクライブ)」ベータ版を無料公開した。2月1~9日の正午までの間にユーザー登録すると使用できる。
ToScribeは録音した音声データから参加者の発言内容を文字に起こす「音声書き起こし」の作業環境をブラウザベースで提供する「音声データ書き起こし支援サービス」。インターネットに接続できれば、サーバに保存されたデータで書き起こし作業ができるとしている。利用できる音声データのファイル形式は、WAV/WAVEもしくはMP3で、1ファイルあたり50Mバイトが上限だ。
作業者が録音された音声を書き起こす際、自動で入力文字列と録音データの分析結果を比較することで、音声データ上における文字入力完了位置を検出し、その位置まで巻き戻す「自動頭出し機能」を搭載。Enterキーを押すだけで次に書き起こしを開始する位置まで簡単に音声を巻き戻せるとのことだ。
また、音声に含まれる複数の発言を話者ごとに分類する「話者分類機能」と、書き起こした文章中で曖昧な箇所や間違っている箇所を指摘する「整文支援機能」も備える。
ベータ版の公開期間は2月1日から一般公開まで。一般公開は2~6カ月後を予定しており、詳細はToScribeのウェブサイト上に記載するとしている。
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