Microsoftは2011年からWindows 8のMetroインターフェースに対応した「Internet Explorer」(IE)の開発に伴い、ブラウザプラグインに対応しない動きを見せてきた。そんな同社が米国時間1月31日、さらにはっきりした態度を示している。
MicrosoftでIEのプログラムマネージャーリードを務めるJohn Hrvatin氏は同日、ブログ記事で、「『Metro』スタイルのIEは、プラグインなしで動作し、バッテリ持続時間の改善に加えて、セキュリティ、信頼性、そして消費者のプライバシーの向上にもつながる。プラグインのないウェブは、消費者と開発者にとって利益となり、われわれはその移行に参加する」と述べた。
次期バージョンの「Internet Explorer 10」(IE10)ブラウザは、タッチ用途を重視したインターフェースのMetroだけでなく、従来のWindowsモードでも動作する。Hrvatin氏によれば、ウェブ開発者はウェブサイトにコードを追加することで、MetroバージョンのIEに、ワンタッチで従来のWindowsに切り替わるボタンを表示できるという。
しかし、Hrvatin氏は、プログラマーはこのコードの使用を避けるよう務めるべきだと述べている。
「デスクトップでのブラウジング体験やほとんどのプラグインは、スクリーンが小さくてバッテリにも制約があり、マウスも環境のために設計されたものではない。Windowsデスクトップに簡単に戻る方法を提供するのは、プラグインを使用しない互換性のある代替コンテンツが存在しない場合のための最後の手段だ」(Hrvatin氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」