Microsoftは米国時間1月30日、「Office 15」のクライアント、サーバ、およびクラウドサービスのテクニカルプレビューを開始する。
ブログOffice Execの新しい投稿によると、Office 15のベータ版は、「2012年晩夏」に一般提供される予定だという。
Microsoft関係者らは、Office 15のいずれかの機能、製造工程向けリリース(RTM)版や正式版のリリース予定日、そして、「ARM」上の「Windows 8」で動作するバージョンの「Office」が今回のテクニカルプレビューに含まれるかどうかについて何も述べていない(筆者はこのすべてを質問した)。更新情報:読者から質問を受けたが、サポートする具体的なプラットフォームについてもまったくわからない。例えば、このプレビューにはうわさされている「iPad」向けOfficeも含まれるのか、タブレットやタッチ対応のノートPCを使用していないユーザー向けに独立したタッチ非対応のOffice 15アップデートが含まれているのかといったことである。
Microsoftは、Office 15のRTM版を2012年末までにリリースすることを目標にしていると筆者の情報筋らは述べている。同社では、Office 15を「Office 2012」と呼んだり「Office 2013」と呼んだりしているという(RTM版が2012年の本当に終わり頃になるならば、「2013」の名前が選ばれるのだろう)。
「Office 2010」の場合、テクニカルプレビューが開始されたのは2009年7月であった。パブリックベータ版は2009年11月、リリース候補(RC)版は2010年2月だった。2010年4月にRTM版がリリースされ、一般提供は2010年6月だった。
Microsoftは1月に入って、Office 15のTechnology Adoption Program(TAP)プログラム参加者を決定した。少なくとも筆者が見つけた1つのツイートにはそう記されていた(そのツイートは発信者によって削除されたが、筆者は削除される前にそのスクリーンショットを取得できた)。
MicrosoftのOffice TAPプログラムには通常、選ばれたパートナーおよび顧客が参加する。
2つめの更新情報:Microsoft Download Centerで1月30日、次の提供開始があった(ただし、TAP参加者に限定されているようである)。
Office 15について、これまでに出回っている情報は比較的少ない。耳にした情報の1つとして、クライアントスイートに「Moorea」という開発コード名の新しいアプリケーションが含まれるらしいというものがある。Mooreaは、以前はOffice Labsの「Canvas for OneNote」だったもののように思われる。Canvas for OneNoteは、すべてのコンテンツに対するハイレベルのキャンバスビューを提供することにより、テスターらが新しい方法でノートブック内を移動して編集できるようにするものであった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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