Palmの元最高経営責任者(CEO)であり、「webOS」プラットフォームの主要な設計者であるJon Rubinstein氏が、米国時間1月27日付けでHewlett-Packard(HP)を退職した。
Rubinstein氏は、12カ月から24カ月間HPにとどまるという約束を果たした後に同社を辞めることになる。退職を最初に報じたAllThingsDによると、Rubinstein氏に当面の計画はないという。
HPの広報担当は米CNETに対し、「JonはHPに対する責任を果たしてくれた。彼の幸運を祈る」と述べている。
Appleにおける「iPod」の開発でよく知られるRubinstein氏は、2009年にPalmのCEOに就任した。当時、Palmはまだ、従来の「Palm OS」に頼っていたが、これは「iOS」や「BlackBerry」といった競合相手に後れを取っていた。
2010年にHPがPalmを買収したとき、HPはプロプライエタリソフトウェアを使用した独自のモバイルデバイスの開発を目指していた。webOSプラットフォームの主要な設計者であるRubinstein氏は、その事業を運営するために迎え入れられた。しかし、HPは最終的に、webOSを同社が監督するオープンソースプロジェクトとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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