Hewlett-Packard(HP)があっさりと今日的なスマートフォンのメーカーに返り咲いた。
世界最大のPCメーカーであるHPは、以前発表していた1株5.7ドル(総額およそ12億ドル)でのPalm買収を完了し、独自のモバイルOSを手にした。元Apple幹部で、会長兼最高経営責任者(CEO)としてPalmの復活を託されていたJon Rubinstein氏は、HPのパーソナルシステムグループを担当するエグゼクティブバイスプレジデントTodd Bradley氏の下につくことになる。
HPは「Windows Mobile」OSを採用したスマートフォンを数年にわたって販売してきたが、同OSは消費者や企業の支持をかなり失っており、このことがPalmの買収という決断につながった。HPはPalmの「webOS」をさまざまなデバイスに採用する予定で、スマートフォン「Palm Pre」の製品ラインを引き続き開発するほか、米国時間7月1日の発表では「スレートPCおよびネットブック」の計画があることも明らかにしている。
つまりHPが開発し、MicrosoftのCEOであるSteve Ballmer氏が「2010 CES」の基調講演で披露した、「Windows 7」搭載のスレートPCはもう終わりなのだろうか?HPは1日の時点で明言する用意ができていなかったが、次のような声明を出している。「われわれは現在、顧客による評価を受けているところで、まもなく次の段階について決断することになる。あの製品の計画を最初に披露した当時、われわれはPalmの買収を想定していなかった」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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