通常、ウェブサイトの運営者が自らのサイトをオフラインにしたり、サイトのコンテンツを削除したりすると、Googleの検索結果で表示順位が下がってしまう可能性が非常に高い。
だがGoogleは、米国時間1月18日に行われた「Stop Online Piracy Act(SOPA)」への抗議活動中にこうしたことが起こらないよう、特別な配慮を施した。技術業界では多くの企業が審議中のこの法案に反対しており、各社のサイトでは画面を真っ黒にし、コンテンツを削除したページを掲載して抗議の意を示している。
Googleでウェブマスタートレンド担当アナリストを務めるPierre Far氏は、SOPAへの抗議活動がGooglebotにおいて問題を引き起こすことはないと断言した。Googlebotは、Googleが常時ウェブのコンテンツや構造を調査するために使用しているシステムだ。
Far氏は次のように述べている。「われわれは、本日の抗議活動がもたらす中期的な影響について多くのウェブマスターが懸念を抱いていることを認識している。予防措置として、当社のクロール担当チームは、抗議活動に参加しているウェブサイトがGoogle検索の結果表示で影響を受ける可能性を抑えるため、本日に限りGooglebotが通常よりはるかに少ない割合でクロールするよう設定した」
SOPAに抗議している中でも最も著名なサイトとしては、GoogleとWikipediaがある。ただしGoogleは主に外観上の変更にとどめている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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