Facebookは、「Stop Online Piracy Act(SOPA)」および「Protect IP Act(PIPA)」に反対であることを公にしていたが、同社の最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏はこれまで、個人的にはこの問題について沈黙を守っていた。しかし今回、その口を開いた。
Zuckerberg氏は米国時間1月18日、FacebookとTwitterの両方への投稿で、SOPAおよびPIPAに反対という立場を明らかにした。Twitterについては、Zuckerberg氏がツイートするのはおよそ3年ぶりのようである。
Facebookにおいて、Zuckerberg氏は非常に明確に自身の考えを示した。
インターネットは、よりオープンでつながれた世界を創造するためにわれわれが有する最も強力なツールである。われわれは、十分な検討なしに作られた法律によってインターネットの発展が妨げられるのを許すわけにはいかない。FacebookはSOPAおよびPIPAに反対するとともに、インターネットを損なうすべての法律に今後も反対していくつもりである。
今日の世界には、インターネットを支持する政治的統率者が必要である。われわれは、多くのこのような人々とともに、現在提案されているこれらの法案より優れた代替案について何カ月も検討してきた。わたしは皆さんに、これらの問題についてさらに知識を深め、インターネットを支持するよう連邦議会議員に訴えることを勧めたい。
18日は当然ながら、FacebookのCEOであるZuckerberg氏がSOPAおよびPIPAに対する自身の意向を公表するためには絶好の日であった。
インターネット全体にわたって繰り広げられているSOPAおよびPIPAに対する抗議活動は、非常に多くの関心を集めている。Wikipedia、Boing Boing、Redditといったサイトは閉鎖され、Googleはロゴを隠し、その他にも多くのサイトが法案への抗議活動を実施している。Twitterは、抗議に関するツイートであふれており、Zuckerberg氏も今回、これに加わったことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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