最新の報道によると、Appleの次世代タブレットの正式発表を数カ月後に控えて、同デバイスをより魅力的にする高解像度ディスプレイの生産が加速しているという。
台湾のニュースサイトDigiTimesによると、シャープとLG Displayは今後2カ月半で600万~700万台の9.7インチQXGAパネルを生産し、第2四半期中に生産台数を1000万台まで拡大する見通しだという。
その一方で、Appleは2012年第1四半期に発注する「iPad 2」ディスプレイの数量を700万~800万パネルに縮小すると言われている。2011年第4四半期には1000万パネルを発注したと報道されているので、それと比べると大幅な縮小だ。
総合すると、第2四半期には従来モデル向けディスプレイよりも多くの高解像度ディスプレイが生産される見通しということだが、AppleはiPad 2を完全に廃止するわけではない。このことは、同社がiPad 2をしばらくの間、提供し続ける可能性を示唆している。
DigiTimesは、Appleが最新モデルとともにiPad 2を継続して提供し、iPadのラインアップを3モデルに拡充する予定だと繰り返し示唆している。
注目すべきなのは、このDigiTimesの最新報道が、韓国の業界サイトElectronic Times Internet Newsで報じられた内容と対照をなしていることだ。後者は、次期iPad向けQXGAパネルを生産するのはLGとサムスンで、シャープはそれに加わっていないと主張した。パネルは2048×1536ピクセルで、スクリーンサイズは従来と同じ9.7インチになる予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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