KDDIは1月16日、モバイルNFC(TypeA/B)サービスを1月下旬から順次開始すると発表した。開始当初は、サムスン製スマートフォン「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」が対応する。なお、モバイルNFCサービスの商用化は日本では初となる。
モバイルNFCサービスを搭載したモバイル端末(NFC携帯電話)では、電子マネーやクレジットなどの決済サービスや、クーポン、会員証として利用できる「カード機能」、NFCタグを内蔵したポスターに端末をかざすことで情報を取得できる「リーダ機能」、NFC携帯電話同士やNFC対応機器にかざすことで情報交換ができる「Peer to Peer機能」などを利用可能。海外でも1台のNFC携帯電話でショッピングや交通機関を利用できる。
国内では、ビックカメラがNFC携帯電話をポイントカード代わりに利用できるサービスを検討しているほか、日本航空(JAL)は事前予約をした顧客がNFC携帯電話を持っていればスムーズに搭乗できるサービスを夏ごろに開始する予定。大日本印刷もNFC携帯電話を利用したモバイルギフトカードやクーポンサービスを提供する予定だ。
KDDIでは今後、2011年12月21日に携帯電話事業者各社が共同で設立した「モバイル非接触ICサービス普及協議会」と連携し、サービス事業者がモバイルNFCサービスを提供するための環境を整備・構築するとしている。
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