そんな44田寮発のスタートアップ第1号とも言えるのが、12月に「schoo(スクー)」をリリースしたスクーだ。
schooは、さまざまな業界の著名人や有識者のオンライン講義を誰もが自由に受講できる、社会人向けの学校教育サービスだ。
「学びはもっと楽しくなるし、そうなるべき。余暇の過ごし方はさまざまだが、それを教育に向けることで、日々の生活も楽しくなる」――スクー代表取締役社長の森健志郎氏は、サービス提供のきっかけをこう語る。
数あるオフィスの中でなぜ44田寮にワークスペースを構えたのか? 森氏の答えは明快で、赤木氏の人柄に惹かれたと言う。「もちろん安くて設備のいいオフィスに越したことはない。ただ、それ以上に赤木氏はメンター的な立場で、常にサポートしてくれている。『一度成功した起業家』という遠い存在ではなく、『近くで相談できるお兄さん』くらいの距離感。コワーキングスペースは設備などのハード面よりもソフト面。そのスペースにどんな人がいるかが大事」(森氏)。実際B-JELLYでも、単純にプレゼンをやって終了ではなく、いかにサービスを成功させるかに主眼を置き、参加者が徹底的に話し合うという。
11月に始まったばかりの44田寮。赤木氏は「このスペース自体もスタートアップのようなもの。だからこそ、一緒にビジネスを作り上げていくことで、入居者と共に歩んでいきたい」と語る。
コワーキングから新しいエコシステムを作ることは、フリーランサーやスタートアップにとっての1つの課題解決の道でもある。自身のアイデアやビジネスを形にしたいと思う人にとっては、ともに切磋琢磨できる仲間やパートナーを探せる“梁山泊“となり得る場所とも言える。
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