logo

Compath.me代表の安藤氏が決戦--欧州最大テックイベント「LeWeb'11」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Open Network Lab第2期生であり、ユーザー同士が訪れた場所やお店などの情報を共有できるサービス「Compath.me」を11月に公開したCompath.me。

 そのCompath.meが、12月7日~9日にフランスのパリで開催された世界最大級のテックイベント「LeWeb'11」内のスタートアップコンペティションにファイナリストとして出場した。ユーザーが行きたい場所にブックマークし、リスト表示できる「To-Go list」機能を備えた最新版のCompath.meを発表した代表の安藤拓道氏。同氏が、LeWebについてレポートを寄稿してくれた。(CNET Japan編集部)

2011年のテーマは「SoLoMo」

 LeWebはヨーロッパ最大のテックイベントだ。毎年12月に欧州や米国を中心に60以上の国々から3000人もの業界のキーマンが集まる。

 今回、私が代表を務めるComapth.meがLeWebのスタートアップコンペティションで日本初となるファイナリスト16社に選ばれた。日本のサービスとして初の参加となったが、今後より多くのサービスが同様の機会に恵まれることを心から願い、LeWebの魅力を紹介する。

 LeWebでは毎年、翌年にトレンドになりそうなテーマを選んでカンファレンスを行う。今回のテーマは「SoLoMo(Social、Local、Mobile)」だ。モバイルデバイスが急激にシェアを獲得していく中で、今後のウェブやソーシャルはどうなっていくのかに焦点が当てられた。

 カンファレンスでは、Google会長のEric Schmidt氏や同Vice PresidentのMarissa Ann Mayer氏を筆頭に、Napster創業者のSean Parker氏ら業界キーマンが登場。SoLoMoをテーマに熱弁をふるった。Schmidt氏やParker氏のセッションは立ち見が出るほどの人気で、みな真剣に耳を傾けていた。また、このウェブ業界をリードするStartup CEOによるセッションも数多くあった。2011年にブレイクしたInstagramやViber、TaskRabbitなどのスタートアップから、成長期にあるFoursquare、Pathなどが登場したが、その多くが米国発のサービスとなった。


「LeWeb'11」の会場の様子

世界60カ国から応募があったスタートアップコンペティション

 カンファレンスのセッションと並行して行われたのがスタートアップコンペティションだ。スタートアップコンペティションでは60カ国600以上の応募の中から、厳しい選考過程を勝ち抜いた16チームがプレゼンテーションの権利を得る。選抜企業にはプレゼンテーションのほかに「Startup Lounge」というデモブースを設置する権利が与えられ、カンファレンスの開催期間中、参加者に対して露出する機会が提供された。

 プレゼンテーションは6分間の本番と、事前に撮影した一般投票用のムービーを組み合わせて行う。プレゼンテーションではメインの賞が、一般投票ではピープルズ・チョイス・アワードがそれぞれ選ばれた。プレゼンテーションが終わったチームには、メディアの取材が殺到する。現地で有名なメディアからブロガーまで幅広い層の人達がブースの取材にやってくる。いきなり撮影インタビューのケースも多かったので、1~2分程度のサービス売り込みの用のスクリプトは用意しておくべきだろう。Compath.meもプレゼンテーション後に多数の取材を受け、フランスやスペイン、イギリスを含む多数の有力メディアに現地語で取り上げていただいた。


Compath.meのプレゼンテーション。一番左が安藤氏

 メディアや現地での関係構築の機会もオンラインで提供されているので積極的に活用すべきだろう。LeWebでは参加者数が多く、事前に接触したい人にはカンファレンス前にオンラインで接触しておくと、ブースに来てもらうなり、その場でコーヒーを飲みながらミーティングをするなり有効にネットワーキングができる。Compath.meでもこちらを有効に活用し、各種ネットワーキングを行うことができた。

重要なのは英語での情報発信

 今回参加して感じたのは、英語で情報を発信し続ける重要性だ。たとえば、すぐれたサービスがあったとしてアラビア語で提供されていた場合、日本人がわざわざ使うだろうか? 多少劣っていても日本語のサービスを使うだろう。まったく同じことが英語圏にも言える。英語および現地語で提供されていないサービスは、認知すらしてもらえない。現地語にいきなりローカライズするのは無理だとしても、英語で情報を提供し続けることはできるだろう。彼らの言語でサービス展開をしていくのは非常に重要だ。

 LeWebへの登壇は決して簡単な道ではないが、予選を通ることができればネットワーク作りやサービスの露出としては最高の機会が提供される。是非2012年は日本からも多くのスタートアップに参加して欲しいと思う。

-PR-企画特集