◇プロフェッショナルの情報術 なぜ、ネットだけではダメなのか?(祥伝社)
「なぜ、ネットだけではダメなのか?」。タイトルにあるこの1つの質問に対して、あらゆる角度から回答を示す。安易にインターネットの検索に頼る「調べ物」の問題点、「出典」と「原典」の確認の重要性など、本当に役に立つ情報を入手するために必要なことを、懇切丁寧に説明。インターネットを使う場合でも、検索テクニックを身につけて賢く利用しよう。
◇モレスキン 人生を入れる61の使い方(ダイヤモンド社)
手帳の数だけ人生がある。本書を読むとしみじみ感じる。白紙の1ページから始まるそれぞれの人生。モレスキンに残された言葉、イラスト、写真、切り抜き、それらが織りなす持ち主の思い。本書で紹介されている手帳たちが、高級で敷居の高いメモ帳というモレスキンのイメージを、良い意味で壊す。モレスキンの使い方にルールなど無用。好きなように使うほど、愛着もわくというものだ。
◇いつも楽に生きている人の考え方(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ふとため息をついた瞬間、自分がしばらく息を止めていたことに気付いたら危険信号かもしれない。緊張で張り詰めた日常が続けばどうなるか。分かっていても、つい力んでしまうという人に読んで欲しい。健康に気を遣いつつ気を遣いすぎない、夢中になれるものを持ちつつ夢中になりすぎない、絶妙な心のバランスを保つためのアドバイスに溢れた良書。
◇「結果を出す人」の手帳の秘密(日経新聞出版社)
会社勤めをしながら年間何冊もの著書を出版する人は、いったいどのような時間の使い方をしているのか、不思議に思う人も多いだろう。1日24時間、それは誰にでも等しく与えられているものなのに、自分は気付いたら一日が終わっている。そんな風に思っているなら、時間の使い方を見直すチャンスだ。本書にあるように、サラリーマンが実際に自分で自由に使える時間がどれほどか、現実を認識したなら悠長に構えてはいられない。本当にやりたいことをやるためにこそ、時間を使いたい。
◇スマート読書入門(技術評論社)
本は「読んで終わり」ではない、自分の記憶の断片として記録するだけでもない、ソーシャルに拡大してつながりを生む新たな読書の提案。裁断せずに、本を撮影して読書メモを残すといった記録方法や、ウェブサービスとTwitterを連携させて読書記録を広く公開する方法など、自分1人で完結してしまわない読後の行動まで、とことん読書を楽しみ、本を活用する著者の姿勢に学ぶところは多い。
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