10月にAppleInsiderが匿名の情報筋の話として伝えたところによると、米国で2499ドルから販売されているMac Proの売り上げは急速に落ち込んでおり、この製品ラインへの投資を継続する価値について経営陣が再検討を行っているという。そうした話の信ぴょう性をさらに高めているのは、Appleが、この製品ラインがIntelプロセッサに移行する前からずっと、適切な見直しを行っていないという事実だ。Appleはその代わりに、「Mac mini」「iMac」「MacBook」といったポータブルコンピュータのラインに主力を置いている。
疑問は、Mac Proがどのように退場するかということだ。Appleはその終結を発表するのか、それとも製品ラインの中でMac Proが占めていた場所を、ほかの何かと置き換えるだけだろうか。
Googleは、初代iPhoneの発表以来、Appleの「iOS」と密接に結びついてきたが、2012年にAppleが独自の地図サービスを導入することになれば、そうした関係が変わる可能性がある。Appleがそうするのはなぜだろうか。近年、GoogleのモバイルOS「Android」の台頭に伴って、AppleとGoogleの間の緊張が高まってきているからだ。
事態をさらに面白くしているのは、Appleが「クラウドソースのトラフィックデータベースを構築するために」トラフィックデータを収集していると認めたことだ。目指しているのは、「今後数年間でiPhoneユーザーに向上したトラフィックサービスを提供する」ことだという。それは、Apple独自のスタンドアロンサービスというよりは、既存の地図サービスの上に重ねたレイヤのように聞こえる。しかし、Appleは2011年にC3 Technologiesを買収している。C3 Technologiesは、Appleが買収した地図製作会社としては3社目で、目を見張るような3Dイメージを専門にしている企業だ。
この予測に水を差すのは、Appleが2011年に、Googleとの地図サービス利用契約を既に更新していることだが、その契約期間がどのくらいなのかは不明だ。
AppleはiPhoneを導入して以来、毎年新しいiPhoneを発表してきた。そう考えると、このことは非常に簡単に予測できる。今までのところ、そのサイクルを通して内部的な調整が絶え間なく続けられており、さらに1年おきに全面的な見直しが行われてきた。AppleによるiPhoneのデザインへの大きな変更はiPhone 4が最後であり、iPhone 4Sでは高速化を行っている。
しかし、iPhone 4Sの発表前には、Appleが大幅なデザイン変更を進めているといううわさで持ちきりだった。そうした端末は発売されておらず、2012年に登場するというのが大方の予想だ。
では、それはどのような機能を備えているだろうか。一番期待されているのは、より大きな画面だ。これまでの3.5インチディスプレイはAppleに良い結果をもたらしてきたが、ほかのメーカーは4インチ台のディスプレイを採用しており、さらに大型化を進めているメーカーもある。ほかに期待されるものの中には、4Gネットワークのサポートや、端末間で情報を転送するための近距離無線通信(NFC)、そしてもちろん、カメラやプロセッサに対するいつもの微調整などがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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