告白しなければならないことがある。2011年にYouTubeで最も再生回数が多かった動画であるRebecca Blackの「Friday」のミュージックビデオを鑑賞した約2億の視聴者の中に、筆者は入っていない。
YouTubeが発表した2011年に再生回数が多かった動画のリストによると、2位は4本足の動物の動画だ。「Ultimate Dog Tease」には、おいしそうな肉の名前を列挙する飼い主にからかわれた、物言う犬が登場する。この動画は約7500万回再生された。
同リストには、ほかにも「Saturday Night Live」のミュージックビデオや「Nyan Cat」「スターウォーズ」をテーマにしたVolkswagenの宣伝、子猫を抱きしめる母猫など、バイラルで広がったコンテンツが名を連ねている。
YouTubeは急上昇した検索キーワードのリストも公開した。素晴らしい声を持つホームレス男性のTed Williams氏は、1月の1位に輝いた。最近では、「Skyrim」が11月に大きな反響を呼んだ。
今から何年も経った未来に、文化人類学者は2011年のYouTubeリストを見て、われわれが、擬人化された動物を好む傾向のある、スターウォーズに夢中で調子はずれな人が集まった社会にいた、という結論に達するだろう。それはかなり的を射ていると思う。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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