British Telecomは英国時間12月18日、「Android」とそのほかの各種サービスがBritish Telecomの保有する特許6件を侵害しているとして、Googleを提訴した。
米国デラウェア州地方裁判所に提起された同訴訟によると、「Android Market」や「Google Maps」「Google Search」「Google+」「Google Offers」などのGoogleサービスはBritish Telecomの保有する特許を侵害しているという。それらのサービスは、ナビゲーション情報用システムや通信ネットワーク用サービス提供システム、電気通信の機構および方法に関する特許を含む、さまざまな特許を侵害している。
同訴訟は差し止め命令と金額不明の損害賠償金の支払いを求めている。
GoogleのモバイルOSは過去にも訴訟の対象になったことがある。その中でも、AppleとMicrosoftによる訴訟はよく知られている。Microsoftは端末メーカーと特許保護に関する契約を締結する動きに出ている。
特許問題に詳しい少なくとも1人の識者は、今回の訴訟によってGoogleは同OSをデバイスメーカーに配布する方法の変更を余儀なくされるかもしれない、と予測している。
Florian Mueller氏はFoss Patentsブログへの投稿の中で、「非常に多くの特許保有者が自らの権利を主張している状況の中で、Googleは特許使用料の支払い義務を回避するために、Androidのライセンシングモデルを変更し、特許使用料をデバイスメーカーに負担させることを余儀なくされるかもしれない」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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