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「インドでも主役だ!」--中国トンデモケータイ図鑑 - (page 2)

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キーパッド周りのデザインで差別化

 W6070はストレート形状のごく普通のケータイである。だが10キー周りを見てみると、本来ディスプレイのすぐ下にある選択キーや発信キーが一番下に配置された独特なデザインとなっている。これは他社品でもあまり見かけないもので、W6070が「唯一無二」の製品であることをアピールしているようだ。これがテキトーな製品だったら「また使いにくいことしてどうするんだよ」と感じちゃうのだが、W6070のパッケージやアクセサリを見たあとだと「うむ、これは必然性がある」なんて思えてしまうから不思議だ。

  • 10キー周りのデザインが特徴的なW6070

 また背面はロゴがシンプルに入っているだけで、機能がどうしたなどのやかましい印刷は一切ない。カメラも「Digital Camera」とあるだけで画素数の表記もなし。「1000万画素」とかウソ書きまくっているトンデモケータイたちはぜひこれを見習ってほしい。今時ここにどんな数字が書いてあったって、それを信じる客はいないんだから……。

 さてこの独特なキーパッドの使い勝手はどうだろう。まず10キーの左右にはカメラや電話帳や音楽再生関係のショートカットキーが並んでいる。メニュー画面を使わずワンタッチでこれらの機能にアクセスできるのは使いやすそうだ。また一番下部にある発信ボタンも意外と悪くない感じだ。そして右下にメッセージボタンがあるのは、とっさにSMSを送りたいときにポケットの中に端末を入れた状態でもすぐにキーアクセスできるメリットがある。マルチメディアもメッセージも即座にアクセスできるなんて、実は結構すごい奴なのかもしれないぞこのW6070は!

  • 背面はシンプル。高級感も感じられそう

 では電池カバーを開けてみよう。バッテリは型番がちょっとNokiaっぽいのはご愛嬌というところか。ホログラムシールっぽいものが貼ってあるのもNokiaの昔のバッテリを模しているようだ。まぁこのあたりは笑って許してあげていいだろう。それでも大きく「G'」というロゴを入れているあたりにオリジナリティーを出そうとがんばっているようだ。

 本体側を見ると、SIMカードはもちろんデュアル対応。上下に2枚重ねるように装着するのはサイズの制約があるからだ。また内部のラベルを見ると、ここにIMEI番号が2つ記載されている。デュアルSIMカード対応ということは、2つのケータイが内部に入っているのと同じことだ。トンデモケータイの大半はデュアルSIM搭載なのにラベルに記載されているIMEI番号が同じだったり、あるいは1つしか番号が記載されていないものがあったりするわけなのである。海外でヘンなケータイを見つけたら、こんなあたりからもその製品が「まともか、まともでないか」を判断することもできるので覚えておこう。

  • 独特なキー配列。ショートカットキーは使いやすい

  • 電池はNokiaっぽい。次からはがんばってほしいぞ

  • IMEI番号が2つ異なっている。きちんと取得しているわけだ

機能は普通、多言語対応

 SIMカードを2枚入れてバッテリをセットしたところで、電源を入れてみよう。すると軽快な音楽に合わせてディスプレイにG'fiveのロゴがでる。決して他人に迷惑な大音量でないあたりもちゃんと考えられているようだ。その音はトンデモケータイよりも上品なメロディーではあるが、音質は同じものなのでやっぱり中の作りは同じものだろう。

  • 電源を入れるとメロディーとともにロゴが現れれる

 ディスプレイはタッチパネル。待ち受け画面にはショートカットアイコンなどが多数ならんでおり、キー操作、直接のタッチ操作どちらも利用できる。ちょっと便利なショートカットが画面中央下の左右にある小さな丸いアイコンで、右側はワンタッチスリープモード、左側はパワーセーブモードを起動できる。電源事情の悪いインドだけに、節電するための機能がすぐに利用できるようになっているということなのだろう。画面に間違って触れてすぐに機能がONにならないように小さい丸になっているあたりもうまい作りだ。

 そしてメニューを呼び出すと、トンデモケータイ標準とも言える3×4のアイコンがずらりと表示される。中身に関してはトンデモケータイと変わらず、まったく同じソフトウェアを利用しているわけだ。だからこそ多数の製品を短期間に開発し市場に投入できるわけでもある。ちなみにG'fiveのケータイはインドで常時20機種以上が販売されており、毎週のように新製品が登場しているというから驚きだ。

  • 待ち受け画面はショートカットアイコンが多い

 またインド向けということで、英語以外の言語への対応もされている。G'fiveは東南アジアでも製品を販売していることから、そちら系の言語も標準搭載だ。メニューをヒンディー語などにすると読めないのであせってしまうが、トンデモケータイのメニューはどれも同じなのでアイコンを見ながら階層を下っていけば英語に戻すことは容易だ。

 他に特徴があるとすれば、世界時計は標準がニューデリーになっている。インドの時間は他国と当然時差があるが、日本との時差は3時間半。なぜか30分という中途半端なずれがあるのだ。最初に他の都市だとインド時間がわかりにくいこともあるだろうから、このあたりもちゃんと設定されているということなのだろう。またアプリはGoogleやFacebook、Twitterなどがあるがいずれも内蔵ブラウザのショートカット。でもURLの打ち込みは面倒だからこれもありがたい機能だ。

  • メニューはトンデモ標準

  • 多言語に対応。間違って変えてしまっても戻すのは難しくない

  • 世界時計はちゃんとインドがデフォルト。SNSへの対応もぬかりない

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