webOSの処遇が、今後2週間のうちに決まりそうだ。
Hewlett Packard(HP)の最高経営責任者(CEO)を務めるMeg Whitman氏は、フランスの新聞Le Figaroが現地時間11月30日に公開したインタビューで「われわれは、今後2週間のうちに決断を発表することになるだろう」と述べた。「容易な決断ではない。600人もの人員の運命がこの決断にかかっているからだ」(Whitman氏)
Whitman氏は、自身の決断がどちらの方向に傾いているのかを明らかにしなかったが、HPは「もう1つのOSを擁する」必要性があると述べ、webOSの開発が再開される可能性を示唆したようにも思われた。
HPは2011年8月、PC事業のスピンオフの検討や、「TouchPad」タブレットなどのモバイルハードウェアの製造中止を含む、事業の抜本的な見直しを図ると発表した。この動きによってwebOSは、処遇が決定されるまでの間、事実上保留の状態となった。
しかし、これらの決断を下したのは前CEOのLeo Apotheker氏。9月にはApotheker氏に代わって、Whitman氏がCEOに就任した。Whitman氏はCEO就任以来、Apotheker氏とはかなり異なる戦略を採用しており、PC事業の社内での継続や、HPのルーツであるハードウェア事業の維持を決断している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」