Hewlett-Packard(HP)が、これまで「Intel Itanium」ベースだったサーバ製品シリーズにx86搭載モデルを加えるプロジェクト「Odyssey」(コード名)を発表した。
HPが米国時間11月23日に発表したこのプロジェクトは、通常はIA-64系のItaniumプロセッサで処理されているハイエンドのワークロードについて、x86プロセッサにおける処理を改善するためのソフトウェアおよびハードウェアを開発するというものだ。
HPは今後、「HP Superdome 2」とItanium版「c-Class」のサーバシャーシに格納可能な、x86ブレードサーバの新シリーズを開発する。この2つのブレードにはそれぞれ「DragonHawk」および「HydraLynx」というコード名がつけられている。また、Itaniumに対応した同社のオペレーティングシステム「HP-UX」が備える一部のハイエンド機能についても、x86上で動作する「Linux」および「Windows」のソフトウェアで利用可能にするという。
今回の動きは、Itaniumの先行きが不透明になっている中での発表となった。Oracleは3月にItanium向けの新しいソフトウェアの開発を停止しているほか、Microsoft、Ubuntu、Red Hatも過去数年間に同様の動きを見せている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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