日本ヒューレット・パッカードは11月4日、個人向けノートPCの新製品3シリーズを発表した。同社直販サイト「HP Directplus」、HP Directplusコールセンター、常設展示スペース「HP Directplus Station」で11月7日より、一部量販店で11月下旬より順次販売が開始される。
日本HPは、日本HP昭島工場で法人向けPCと個人向けデスクトップPCを生産しているが、それらに続いて個人向けノートPCの生産もスタートする。東京生産により、顧客の希望の構成にカスタマイズした製品を、5営業日という短納期(従来は12営業日)で提供できる。また海外からの長距離輸送や湿度変化等に起因する初期不良も低減できるとしている。なお、今回東京生産を開始するのは、個人向けノートPCメインストリーム製品の「dv6-6b00」のみ。
今回のラインアップは、15.6インチワイド液晶搭載の東京生産モデル「HP Pavilion dv6-6b00」と17.3インチワイド液晶を搭載する「HP Pavilion dv7-6b00」、11.6インチワイド液晶を搭載する「HP Pavilion dm1-4000 インテルモデル」の3シリーズだ。
まずdv6-6b00は、インテル Core i7を核としたハイエンド構成の「プレミアムライン」と、リーズナブル構成の「スタンダードライン」という2種類のベースモデルが用意されたメインストリームモデル。Blu-ray Discドライブや160GバイトのSSDなど、多彩なカスタマイズオプションも選択できる。また、プレミアムラインでは、フルHD対応液晶が選択可能なほか、USB 3.0ポートや指紋認証機能も標準装備する。価格と発売日は、プレミアムラインの直販モデルが6万1320円~で12月上旬、スタンダードラインの直販モデルが4万3050円~で12月上旬になる予定。
dv7-6b00は、フルカスタマイズに対応したハイパフォーマンスモデルだ。Core i7、フルHD対応液晶、AMD Radeon HD 6770Mグラフィックス、書き込み対応Blu-ray Discドライブなど充実の基本スペックに加え、同価格で英語配列キーボードが選択可能。Beats Audio対応の4スピーカ+サブウーファ、USB 3.0ポート、指紋認証機能も標準搭載している。カスタム対応に対応した直販モデルの価格は5万6700円~で、11月中旬より販売開始予定。また、最短5営業日で納品する固定仕様・短納期モデルも11月7日から販売開始されるという。こちらは「スタンダード・モデル」が5万6700円~、フルHD対応ディスプレイ、Blu-ray Discドライブ、Core i7-2860QM、SSD搭載の「フルHD&SSDプレミアム・モデル」が11万5500円~だ。
dm1-4000は、最薄部が約20.5ミリ、重量が約1.53キロのモバイルノートPCだ。今回は新たにCore i3-2367M搭載モデルをラインアップに追加。既に発売されているAMD製APU搭載モデルと同じく、180度オープン可能な液晶、傷がつきにくい「HP Imprint」テクノロジー採用の外装などが特徴となっている。量販店モデルの店頭想定価格は7万円前後~で、11月下旬に販売が開始される。
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