The New York Timesによると、経営不振に陥っているYahooの買収を検討するMicrosoftが、Yahooとの秘密保持契約(NDA)に署名することにしたという。
The New York TimesのDealBookブログが米国時間11月23日に報じたところによると、MicrosoftはYahooの財務情報を調査できるようにするため、秘密保持契約の署名に同意したという。プライベートエクイティ投資会社のSilver LakeやTPG Capitalなど、他にもYahoo買収を検討する複数の企業が既に秘密保持契約に署名している。
Microsoftが単独でYahoo買収に乗り出す可能性は低い。同社は2008年、Yahooに446億ドルでの買収を提案したものの失敗し、その1年後に検索および広告に関する契約を結び、狙っていたものの大部分を手に入れている。
Microsoftが現在Yahooに関心を寄せるのはおそらく、同社との検索と広告の契約をそのまま維持したいからだと考えられる。同社が最終的にYahoo買収に乗り出すとすれば、他の企業と共同でということになる可能性が高い。The New York Timesは、Microsoftが、Silver LakeやCanadian Pension Plan Investment Boardが率いるコンソーシアムなどと提携の可能性について話し合いを持ったと報じている。
Microsoftは今回の報道に対するコメントを避けた。Yahooにもコメントを求めたが直ちに回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス