Appleは米国時間11月14日午前、楽曲をスキャンしてiTunesライブラリとマッチングする同社の新しい音楽サービスが追加された「iTunes」の新バージョンをリリースした。
「iTunes 10.5.1」は、「iTunes Match」に対応しており、同機能は、ユーザーのライブラリをスキャンしてAppleから購入したものではない楽曲を検索する。そして、それらの楽曲をApple自体のMusic Storeのライブラリと照合し、マッチした場合は、その楽曲のクラウドベースバージョンを、iTunesで購入した場合と同じ品質でユーザーに提供する。ただし、これは同マッチングサービスの有料会員であることが条件で、価格は年間24.99ドルとなっている。
同機能は、2011年6月初旬にAppleの開発者会議で初めて発表され、8月から音楽ソフトウェアのベータ版のテストが開発者らによって実施されていた。Appleは当初、10月末にこれをリリースする予定だったが、iTunes Matchがリリースされる気配なく10月が過ぎ、それに関するAppleからの説明もなかった。
iTunes Matchは、クラウドを利用してApple端末間でファイル、コンテンツ、アプリケーションの転送などを行うAppleの「iCloud」プラットフォームに組み込まれている。マッチングした楽曲は、ライセンスがユーザーに事実上提供され、ユーザーはある端末で購入した楽曲でも別の端末にダウンロードできる。Appleは、最近のアップデートで、この機能を「Apple TV」製品にも拡大しており、ユーザーがコレクションからの楽曲をローカルに保存することなく聴くことができるようにしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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