米Intelとトヨタ自動車は米国時間11月9日、次世代車載情報通信システム(IVI)の共同研究を進めると発表した。運転手や同乗者が使い慣れている最新の家電機器と同様の操作感を、自動車の利用モデルへと応用する研究で協力する。
両社は、画面タッチ、ジェスチャー、音声技術などを含むユーザーインターフェースの研究に注力していく。またIntelは、インテル Atom プロセッサー・ファミリーの性能を利用した、新たな機能やサービスの最適化を進めるとしている。
Intel車載ソリューション事業部長のステイシー・パルマー氏は、「インテルは長年コネクテッド・カーに関する研究を進めてきた。今回のトヨタとの協力により、運転手や同乗者に様々な面で利便性を提供する先進サービスの研究に注力していく。共同研究を通じて、モバイル機器と自動車とのシームレス接続を実現することで、ユーザーのドライブ体験を向上することを両社は期待している」と述べている。
また、トヨタ自動車 第1電子開発部主査の村田 賢一氏は、「トヨタは、3月に発表した“トヨタグローバルビジョン”において、今後“車や住宅と情報通信との融合”を図り、未来のモビリティ社会をリードすると表明した。この実現に向けて、車載情報通信システムでのユーザー体験について、トヨタはインテルとともに、ITを活用したイノベーションを起こしていきたいと考えている」と述べている。
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