米市場調査会社DisplaySearchによると、Intelプロセッサで動作する「Windows」タブレットは、少なくとも今後2、3年間は市場のリーダーであるARMから大きなシェアを奪うことはないと予想されるという。
同社のRichard Shim氏は米国時間10月24日に発表されたレポートで、主にIntelが使用するx86チップで動作するWindowsタブレットは、2012年の市場において1.8%のシェア(1億台のうち180万台)を占めるにとどまるだろうと述べている。Shim氏によれば、180万台のタブレットのうちほとんどは、Intelの「Atom」プロセッサを使用するだろうという。
Shim氏によれば、2013年には、x86チップで動作する「Windows 8」タブレットは310万台となり、シェアが2.1%とわずかに増加する見込みだという。2013年のタブレット市場全体の規模は1億4800万台に拡大すると予想されている。
Shim氏は、2013年にはx86ベースのタブレットの多くが、その年の前半に登場する予定のIntel「Haswell」プロセッサを使用するだろうと予想している。Haswellは、その前世代のプロセッサである「Ivy Bridge」よりさらに高度に統合されたメインストリームチップになると見込まれている。
一方、ARM設計に基づくチップを搭載したタブレットの出荷台数は、2011年には前年から211%増加して5990万台になると予想されている。また、2012年には1億台弱にまで成長するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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