市場調査会社comScoreが携帯端末のシェアに関する最新の統計を発表した。それによると、Googleの「Android」が米国市場第1位のスマートフォンOSとしてリードを広げたという。
2011年第3四半期におけるAndroidのシェアは44.8%で、第2四半期から5ポイント近く増加した。Appleの「iOS」は、第2四半期をわずかに上回る27.4%で2位の座を守った。
シェアを伸ばしたスマートフォンOSは、AndroidとiOSだけだった。
Research In Motion(RIM)の「BlackBerry」は、約5ポイント減の18.9%で3位になった。残るMicrosoftの「Windows Phone」とNokiaの「Symbian」は、いずれもわずかにシェアを減らしたという。
携帯端末メーカー別に見てみると、シェアは横ばいながらサムスンが首位を守った。LGが2位、Motorolaが3位で、共に前四半期からシェアを0.5ポイント以上失っている。
Appleはシェア10.2%で4位だが、シェアを伸ばした唯一の携帯端末メーカーだ。RIMは7.1%で、またしても最下位だった。
サムスンはこのところ、携帯端末分野で成績を伸ばしている。IDCの調査でもStrategy Analyticsの調査でも、世界全体におけるスマートフォン出荷台数でサムスンが先ごろAppleを上回った。
comScoreによると、今回の調査でスマートフォンの使い道として最も多かったのはテキストメッセージングで、ユーザーの71%がテキストメッセージの送受信を行っているという。そのほか、モバイルブラウザの利用が約43%、アプリケーションのダウンロードが42.5%、ソーシャルネットワークやブログへのアクセスが31.5%となっている。
comScoreはデータの収集にあたり、同社の「MobiLens」サービスを通じて、米国の携帯端末加入者3万人以上を対象に調査を実施した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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