Googleの「Android」OSによってスマートフォン市場での存在感を高めた台湾のHTCは現地時間11月7日、最新の「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)へのアップグレードを「2012年初め」に開始することを明らかにした。
Android 4.0は全機種ではなく、一部の機種に搭載されるようだ。HTCは同社の公式「Facebook」ページに、対応予定リストの第一弾を掲載した。
HTCは、当社の愛用者がGoogleのAndroid最新版Ice Cream Sandwichをどれほど心待ちにしているか理解しており、そのため本日、アップグレードを行うHTC端末の第一弾を発表できることを喜ばしく思う。本日発売の最新端末「HTC Vivid」がIce Cream Sandwichへのアップグレードに対応するのは確実だ。さらに、通信事業者パートナー各社との緊密な連携を通じて、2012年初めにはさまざまな機種をIce Cream Sandwichにアップグレードする予定であり、その中には「HTC Sensation」「HTC Sensation XL」「HTC Sensation XE」「HTC Rezound」「HTC EVO 3D」「HTC EVO Design 4G」「HTC Amaze 4G」が含まれる。
さらに多くの機種が対応する可能性は高いが、現時点でHTCは明言していない。「われわれは引き続き当社の製品ポートフォリオの評価を行っている。機種のアップグレードやその時期など、HTCとIce Cream Sandwichに関する詳細については続報を待ってほしい」とHTCは述べている。
Androidのアップグレードは議論を呼んでいる問題だ。Googleの最新OSは顧客に届くまでに携帯端末メーカーと移動体通信事業者の手を経なければならず、そこを無事にくぐり抜けるとしても長い時間がかかったりする。初期のAndroid搭載端末は最近のバージョンには対応できず、また、OSをカスタマイズして独自の機能を追加していた通信事業者はアップグレードのたびにカスタマイズをしなおさなければならない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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