1回目の「英語が苦手でも楽しめるiPhone 4S『Siri』の使い方--1ワードから始める入門編」では、Siriを1ワード~2ワード程度で使う方法と辞書を使った発音の確認方法について紹介した。今回は、Siriともう少し長くやりとりをして、スケジュールやリマインダーを作成したり、Siriに質問をして反応を楽しんだりしてみよう。基本的なSiriの操作方法については、前回の記事を参照してほしい。
指定した時間や場所でタスクを知らせる機能「リマインダー」。Siriを使用すると、このリマインダーの作成が簡単にできる。ここでは、買い物にでかける時間にリマインダーを設定してみる。
ユーザー:「Remind」(通知して)
Siri:「OK, just tell me what you want to be reminded about」(分かりました。何について通知するか教えてください)
ユーザー:「Go shopping」(買い物に行く)
Siri:「When would you like me to remind you?」(何時に通知しますか?)
ユーザー:「At six」(6時に)
Siri:「Here's your reminder for today at 6 pm:」(今日6時のリマインダーです)
ここで「Confirm」(確認)ボタンをタップするか、「OK」と言えばリマインダーが作成される。中止する場合は、「Cancel」(キャンセル)と言うかボタンをタップする。以下、何かを作成する命令の場合は、同じ操作が必要になる。
なるべく2語程度の簡単な英語で簡潔に伝えることにより、Siriに認識されやすくなる上、使う側も難しいことを考えなくてもSiriを使えるようになる。必要最低限の事をSiriにやってもらいたいだけならば、無理に文章で言う必要はないのだ。
カレンダーにスケジュールを入力する場合は、「Meeting」(ミーティング)として作成することになる。ここでも難しい構文などは使わない。執筆時点から見た「来週の金曜日の午前11時」にスケジュールを作成する。
ユーザー:「Schedule」(スケジュール)
Siri:「When is your Meeting」(ミーティングはいつですか?)
ユーザー:「Next week Friday」(来週の金曜日)
Siri:「What time is your meeting?」(ミーティングは何時ですか?)
ユーザー:「11」(11時)
Siri:「OK, I set up your meeting for Nov. 11, 2011.」(ミーティングを2011年11月11日に設定します)
ここですでにスケジュールが入っている場合は、その内容を教えてくれる。
ユーザー:「Schedule」(スケジュール)
Siri:「When is your Meeting」(ミーティングはいつですか?)
ユーザー:「Tomorrow」(明日)
Siri:「What time is your meeting?」(ミーティングは何時ですか?)
ユーザー:「At 11」(11時に)
Siri:「OK, here's your meeting. Note that you already have an all-day meeting about "XXX" for tomorrow. Shall I schedule this anyway?」(これがあなたのミーティングです。すでに、「XXX」に関する全日のミーティングがありますが、このままこの新しいミーティングを作成しますか?)
そのまま作成する場合は「Confirm」し、止める場合は「Cancel」する。時間を変更する場合は「Change time」(時間を変更)と言えば、別の時間を指定できる。
なお、同じようにしてメールを作成することもできるが、本文も英語で入力しない限り日本語環境で使うメリットはあまりないかもしれない。
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