スマートフォンは欠かせないものかもしれないが、だからといって、親友になるべきではない。
これは、Googleの「Android」担当責任者Andy Rubin氏が今週、All Things Digital AsiaDカンファレンスでの講演で伝えたメッセージだ。Appleは「iPhone 4S」を音声で操作する機能「Siri」を「パーソナルアシスタント」として売り込んでいるが、Rubin氏はiPhone 4Sがリリースされて数日後の別の機会にも次のように言った。
「電話がアシスタントになるべきだとは思わない」。Rubin氏がインタビューでこのように述べたと、AllThingsDは報じている。
Rubin氏によると、電話はツールだという。「電話と対話すべきではない。受話器の向こう側にいる相手と対話すべきだ」
AppleのSiriは突然登場し、短期間のうちに多くの人を大いに魅了してしまった。人々はSiriを使ってデュエットしたり、人生の意味について考えたり、iPhone 4Sのロックを解除したりし、Siriの性格や、Siriが市民社会を損なうかどうかについて思いを巡らせている。
電話を通じて生身の人間と話すのでなく、電話に向かってそんなふうに話しかけることが本当に定着するのかどうかまだ結論が出ていない、とRubin氏は考えている。「どの程度流行するか様子を見よう」とインタビューで語りつつ、同氏はAppleがこの種の音声技術を「消費者向けの品質」にするのに成功したことも認めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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