本を読む人と読まない人の差は何か。本を読むとどのように役に立つのか。本を読むと自分はどう変わるのか。本書は、そのような疑問に明快な答えを提示してくれる。
本書で著者が述べていることの大半は、「本を読んでいる人はすでに体験して知っているが、本を読んでいない人はまったく知らない」ことだろう。だからこそ、今まで本をあまり読まなかった人に読んでもらいたい。「まったく知らない」状態がいかにもったいないことかを実感するだろう。
一冊の本からは、著者のプロフィール、カバーデザイン、帯についているキャッチコピーなど、本の内容以外からも日常に活かすことのできる情報をたくさん得られる。著者は、こういった情報をどのように活かすか、端的にリズミカルに述べていく。これまで読書を普通に楽しんでいた人にとっても、新たな発見があるだろう。
本書は、主に20代に向けて書かれている。読書は何歳からでも始められるが、早くから読書を習慣にして大量の知識を吸収することで、仕事のやり方が変わり、30代以降も活躍できる人材になれる。しかし、すでに30代以降だったとしても、今何か壁にぶつかっているなら、本書がその突破口を見つけるきっかけになるかもしれない。
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